耐震ウェブ診断

①建てた時期はいつですか?

②過去に大きな災害に見舞われたことがありますか?

③増築をしたことはありますか?

④傷み具合や補修・改修はどうですか?

補足説明:柱・梁・耐震壁・ブレース・床スラブなどの主要構造部に、ひび割れ、コンクリートの剥離、鉄筋の露出、鉄骨の錆びや腐食、接合部の損傷が見られる場合は、劣化が進行している可能性があります。

また、床や建物全体の傾き、ドアや窓の開閉不良、天井や外壁の剥がれ落ち、漏水跡なども老朽化のサインです。

⑤建物の平面はどんな形ですか?

補足説明:建物の形がL字型・T字型・コの字型などでも、地震の揺れが伝わらないように構造的に別の建物として切り離してある場合(例:建物と建物の間に隙間=エキスパンションジョイントがある)は、「整形」として扱います。

⑥大きな吹き抜けやアトリウムはありますか?

補足説明:吹き抜けやアトリウムなどの大空間があると、周囲の柱や耐震壁が少なくなり、地震時の揺れに弱くなる場合があります。

特に建物全体の床面積の20%以上が吹き抜けになっている場合や、周囲の柱や耐震壁が不足している場合は注意が必要です。

⑦ 上下階の柱・耐力壁の位置は一致していますか?

補足説明: 上の階の柱や耐震壁が、下の階の柱や耐震壁と同じ位置にある場合、地震の力が下階へ効率よく伝わり、建物全体で揺れに耐えることができます。 一方で、上階の柱や耐震壁が下階の構造要素の上にない場合(ずれている場合)は、床スラブや梁に大きな負担がかかり、地震時に損傷が始まりやすくなります。※鉄骨造やRC造でも、上階と下階の柱や壁の位置がずれていても、安全性を保つために特別に強く作られた梁や床が入っている場合は問題ないことがあります。

⑧ 水平方向の耐震要素の配置はバランスが取れていますか?

補足説明:地震の揺れは、縦方向と横方向の両方から建物に加わります。

それぞれの方向に、地震の力に耐えるための構造(耐震壁・ブレース・強い柱や梁で作られた骨組み)が、建物全体にバランスよく配置されていることが重要です。片方の方向にしかない場合、その方向からの揺れに弱くなります。

⑨ 屋根や屋上構造の固定状態は適切ですか?

補足説明:大規模建物では、屋根や屋上の構造が地震や強風で動いたり外れたりしないよう、しっかり固定されていることが重要です。たとえば金属屋根がボルトや金具で確実に留められているか、陸屋根(平らな屋上)の防水層や下地がきちんと固定されているかなどを確認します。固定が不十分だったり、サビ・腐食・劣化がある場合は、揺れや風で破損する危険があります。

⑩どのような基礎ですか?