AW検定の技能試験について

昨日、鹿間工業でAW検定の技能試験がありました。
耐震補強材をはじめ、鹿間工業で製作する鉄骨の要となる溶接作業において、高水準の技能を持つ技能者しか合格しないとてもレベルの高い試験です。
いつも仕事をする環境で無いと本当の技能が分からないという観点から、試験所での受験ではなく、高い知識を持った試験官が工場に来られて実際の作業場で試験を行います。

溶接技能者は、溶接姿勢やエンドタブの異なる4~5種類の溶接を行い、溶接が完了したら、それぞれの試験片に対して、外観検査、曲げ試験、X線透過試験、マクロ試験を行います。
外観検査で溶接外観に欠陥が無いかを確認し、曲げ試験で強さを確認し、X線透過試験で内部に欠陥が無いかを確認し、マクロ試験で溶接表面の微小な傷を検査します。

これだけの検査を全ての試験片で合格して、初めて資格証が発行されます。
本当に、合格率の低い極めて高難度な資格試験で、受験日は、みんなピリピリしています(笑)

鹿間工業では、AW検定合格者が溶接作業に従事していますので、自信を持って高品質の耐震補強材をお届けしています。